当寺は千手山慈眼院と号し、浄土宗知恩院末にて、今から三百五十年前の 正保二年(一六四五)往誉達道上人により創建されました。

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今月のお話
ありがとうの言葉
あたりまえの心の影に・・・・・・

2005/5/4更新

最近、私の心を温める一冊の小さな絵本に巡り会うことが出来た。なんと心温まる本であろう

かと、心が大きく躍った。一種の感動というものであった。それは、丹羽善久(にわぜんきゅう)氏

の感動を贈る絵はがき集『ありがとうの心』の可愛いお地蔵様の絵が描かれ、『ありがとう』の

言葉が添え書きしてあるものであった。


近頃は、北朝鮮問題や兵庫の列車

事故、その後も相次いで事故が続

き、暗い世の中であったから尚更普

通のことでも大きく感動してしまう。

その小冊子の最後には『丹羽善久

(にわぜんきゅう)
』氏の『ありがとう

の言葉』がおさめられている。
そして再び深く感動したのであります。それは誰にでも読めるやさしい言葉で表現されており、

氏の人柄のやさしさがしのばれます。氏いわく『お年寄りたちと話しているうちにどうしたら幸せに

なれるのかが、僕にもなんとなくわかってきたような気がしました。「幸せになる心」をもっている

ことじゃないかと思うのです。幸せになる心=自分のことを反省できる心・相手の立場を思いやる

心・人を祝福してあげる心・そして心からの感謝を伝える「ありがとうの心」(中略)感謝や思いやり

の心を持った人は、いつも幸せそうです。その人に会うだけで、こっちも幸せな気持ちになれます。

「ありがとう」と言ったほうも、言われたほうも気持ちが良いし、元気になれます。「ありがとうの心」

があればきっと幸せになれるのです。「ありがとう」この素晴らしい言葉をあなたが誰かに贈る時、

お役にたてればと幸いです・・・(後略)』

 「今日も食事ができた。ありがとう」「仕事ができた。ありがとう」「注意された。怒られた。

ありがとう」「きれいな花をありがとう」等々生きているということは、実は「ありがとうの心」を沢山

受けているのであり、感じとらねばならないのである。只みんな「ありがとうの感謝の心」に気づか

ないだけなのですね。あたりまえの心の影に・・・

 私はこの小冊子に会うことが出来、とても幸せになり、とても感謝しております。

「ありがとうございました。南無阿弥陀仏・・・」

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